弁理士とは
弁理士とは、商品に関する特許、実用新案、意匠、商標を特許庁に出願する手続き代行が主な仕事です。また、知的財産の専門家として、知的財産権の取得についての相談をはじめ、自社製品を模倣されたときの対策、他社の権利を侵害していないか等の相談まで、知的財産全般について相談を受けて助言、コンサルティングを行うのも弁理士の仕事です。
さらに、特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの侵害に関する訴訟に、補佐人として、又は一定要件のもとで弁護士と共同で訴訟代理人として参加するのも弁理士の仕事となります。
弁理士の資格試験について
最新情報
・短答式筆記試験: 令和5年5月21日(日)
・論文式筆記試験(必須科目):令和5年7月2日(日)
・論文式筆記試験(選択科目):令和5年7月23日(日)
・口述試験:令和5年10月21日(土)~10月23日(月)
分類
国家資格
受験資格
誰でも受験できます。
申込期間
3月中旬~4月上旬
申込方法
受験願書を以下の方法で入手できます。
- 特許庁等で直接入手
- 郵送
- インターネット
試験日
- 短答式筆記:5月下旬
- 論文式筆記
必須科目:7月上旬
選択科目:7月下旬 - 口述試験:10月下旬
合格発表
10月下旬~11月上旬頃
受験料
特許印紙12,000円
試験地
- 短答式筆記:仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
- 論文式筆記:東京、大阪
- 口述試験:東京
試験内容
- 短答式筆記:五枝択一、マークシート方式、3.5時間
特許・実用新案に関する法令(20題)
意匠に関する法令(10題)
商標に関する法令(10題)
工業所有権に関する条約(10題)
著作権法及び不正競争防止法(10題) - 論文式筆記試験(必須科目):工業所有権に関する法令
特許・実用新案に関する法令(2時間)
意匠に関する法令(1.5時間)
商標に関する法令(1.5時間) - 論文式筆記試験(選択科目):下記に記載する技術又は法律に関する科目から、受験願書提出時に選択問題を1つ選択、1.5時間
理工I(機械・応用力学):材料力学、流体力学、熱力学、土質工学
理工II(数学・物理):基礎物理学、電磁気学、回路理論
理工III(化学):物理化学、有機化学、無機化学
理工IV(生物):生物学一般、生物化学
理工V(情報):情報理論、計算機工学
法律(弁理士の業務に関する法律):民法 - 口述試験:面接方式、10分
特許・実用新案に関する法令
意匠に関する法令
商標に関する法令
合格基準
- 短答式筆記
総合得点の満点に対して65%の得点を基準として、論文式筆記試験及び口述試験を適正に行う視点から工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であること。ただし、科目別の合格基準を下回る科目が一つもないこと。なお、科目別合格基準は各科目の満点の40%を原則とする。 - 論文式筆記試験(必須科目)
標準偏差による調整後の各科目の得点の平均(配点比率を勘案して計算)が、54点を基準として口述試験を適正に行う視点から工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であること。ただし、47点未満の得点の科目が一つもないこと。 - 論文式筆記試験(選択科目)
科目の得点(素点)が満点の60%以上であること。 - 口述試験
採点基準をA、B、Cのゾーン方式とし、合格基準はC評価が2つ以上ないこと。
A:答えが良くできている場合
B:答えが普通にできている場合
C:答えが不十分である場合
合格率
6%程度
勉強時間・勉強方法
勉強時間
3,000時間程度
勉強方法
独学でも取得可能ですが、難易度が高いので、スクールで勉強することをお勧めします。
弁理士の書籍
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役立つサイト
- 特許庁 弁理士試験
主催団体のサイトです。試験の最新情報をチェック出来ます。