ビジネスの現場では、PowerPoint を使った資料作成スキルが“できて当たり前”の時代になりました。企画提案、社内共有、営業資料、研修資料など、あらゆる場面で「伝わる資料」を作れるかどうかが成果を左右します。 その実力を客観的に証明できる資格が 日商PC検定 プレゼン資料作成 です。
日商PC検定 プレゼン資料作成とは
日本商工会議所および各地商工会議所では、企業実務においてIT(情報通信技術)を利活用する実践的な知識、スキルの修得に資するとともに、ネット社会に対応した新たなビジネススキルの育成を図るを目的として創設された資格です。
日商PC検定 プレゼン資料作成はMicrosoft® PowerPoint®を活用し、目的に応じた適切で分かりやすいプレゼン資料を作成できるかどうかを問う試験です。
日商PC検定「プレゼン資料作成」を取得するメリット
実務に直結するスキルが身につく
日商PC検定は「資格のための勉強」では終わりません。
会議資料、営業提案、社内報告など、日常業務で即使える力が養われます。
PowerPointスキルを客観的に証明できる
「PowerPointが使えます」と口で言うのは簡単ですが、
資格があることで第三者評価として信頼性が高まります。
就職・転職活動でのアピール材料になる
特に以下の職種では高評価されやすいです。
- 営業職
- 企画職
- 事務職
- コンサル・マーケティング関連
MOSと違い、考えて作る力を評価する資格である点が差別化ポイントになります。
MOSとの違いは?どちらを選ぶべき?
よく比較されるのがMOS(Microsoft Office Specialist)ですが、違いは明確です。
- MOS:操作スキル重視
- 日商PC検定:実務・思考力重視
「操作証明」ならMOS、「仕事で使える力の証明」なら日商PC検定と覚えておくとよいでしょう。
こんな人におすすめ
- PowerPointを使っているが、自己流に不安がある
- 会議や提案で「伝わらない」と感じる
- 就職・転職で実務系資格をアピールしたい
- 文書作成・データ活用と合わせて総合力を高めたい
日商PC検定 プレゼン資料作成の資格試験について
分類
公的資格
受験資格
誰でも受験できます。
申込期間
各試験会場へお問い合わせください。
申込方法
各試験会場へお問い合わせください。
試験日
- Basic、3級、2級:各ネット試験会場が決定毎月第3金曜日を全国統一試験日
- 1級:10月の第1日曜日、翌年2月の第3日曜日
合格発表
試験日から2~3週間後
受験料
- 3級:5,240円
- 2級:7,330円
- 1級:10,480円
試験地
商工会議所ネット試験施行機関から希望会場を選択できます。
各級のレベル
- 3級:指示に従い、プレゼン資料の雛形や既存の資料を用いて、正確かつ迅速にプレゼン資料を作成することができる。
- 2級:与えられた情報を整理・分析し、図解技術やレイアウト技術、カラー表現技術等を用いて、適切で分かりやすいプレゼン資料を作成することができる。
- 1級:与えられた情報を整理・分析するとともに、必要に応じて情報を入手し、明快で説得力のあるプレゼン資料を作成することができる。
試験内容
- 3級
知識:15分、択一式
実技:30分
知識、実技の2科目とも70%以上で合格となります。 - 2級
知識:15分、択一式
実技:40分
知識、実技の2科目とも70%以上で合格となります。 - 1級
知識:30分、論述式
実技:60分
知識、実技の2科目とも70%以上で合格となります。
合格率
- 3級:82.4%
- 2級:67.6%
- 1級:36.4%
数字は2020年度のものとなります。
勉強時間・勉強方法
勉強時間
- Basic:10~20時間程度
- 3級:30時間程度
- 2級:60時間程度
- 1級:1カ月程度
勉強方法
独学で勉強可能です。
日商PC検定 プレゼン資料作成の書籍
日商PC検定 プレゼン資料作成の書籍を以下のリンクから検索することができます。
役立つサイト
- 商工会議所
主催団体のサイトです。試験の最新情報をチェック出来ます。
プレゼン力は一生使える武器になる
日商PC検定「プレゼン資料作成」は、
単なるパソコン資格ではなく、ビジネスコミュニケーション力を高める実践資格です。
- 情報整理力
- 論理構成力
- 視覚表現力
これらは業界・職種を問わず、長く役立つスキルです。
「PowerPointを使える人」から「伝わる資料を作れる人」へ。
その第一歩として、日商PC検定プレゼン資料作成への挑戦を、ぜひ検討してみてください。

