中小企業診断士(試験日・合格率・費用)を徹底解説!

中小企業診断士は、経営コンサルタントとして国が認める唯一の国家資格です。 「日本版MBA」と呼ばれるほど幅広い経営知識を体系的に学べることから、ビジネスパーソンの間で人気が高まっています。実際、毎年2万人前後が受験する大規模資格であり、キャリアアップ・独立開業のどちらにも活かせる点が魅力です。

この記事では、中小企業診断士の仕事内容、試験内容、難易度、取得メリットを、資格アドバイザーの視点でわかりやすく解説します。

目次

中小企業診断士とは

中小企業診断士とは、経営コンサルタントとして国が認める唯一の国家資格です。中小企企業診断士の勉強を通して、企業の経営に関わる知識を横断的に身につけることができ、日本版MBAとも呼ばれています。幅広い範囲から出題がされるため、1次試験では科目合格制が採用されています。

中小企業診断士になるには

1次試験に合格後、2次試験の筆記・口述試験に合格する必要があります。
また2次試験に合格した方は、3年以内に15日以上の実務従事または実務補修を受ける必要があります。

中小企業診断士取得のメリット

中小企業診断士は、独占業務を持ちませんが、資格試験を通じて経営に関する実践的な知識を学ぶことができます。
受験者数は毎年20,000人前後で、国家資格の中でも人気のある資格です。資格を取得することで、管理部門に近い業務にも携わることが出来るようになったり就職や転職が有利になることもあります。

2. 中小企業診断士の主な仕事内容

中小企業診断士の仕事は多岐にわたりますが、代表的なものは次の3つです。

経営コンサルティング

企業の現状を分析し、課題を特定し、改善策を提案します。 マーケティング戦略の立案、組織改革、財務改善など、企業の「経営全般」に関わるのが特徴です。

経営改善計画書・経営診断書の作成

金融機関への提出書類として、経営改善計画書を作成することがあります。 資金調達や補助金申請において、診断士の書類は高い信頼性を持ちます。

専門知識の発信

セミナー講師、研修講師、執筆活動など、知識を広める仕事も多いです。 企業研修の講師として活躍する診断士も増えています。

中小企業診断士の活躍の場

診断士は独立コンサルタントだけでなく、企業内でも活躍できます。

企業内診断士

大企業の経営企画部門、金融機関、商工会議所、自治体などで重宝されます。 特に金融機関では、中小企業支援の質向上のため、診断士を奨励資格としているケースもあります。

独立診断士

独立後は、コンサルティング、補助金申請支援、研修講師、執筆など、多様な働き方が可能です。 複数の収入源を持てるため、フリーランスとしての安定性も高い資格です。

年代別の中小企業診断士の魅力

20代:圧倒的な「市場価値アップ」とキャリアの土台づくり

  • 経営知識を早期に習得できるため、同期と比べて視座が高くなる
  • 企画・マーケティング・財務など、上流業務に挑戦しやすくなる
  • 転職市場で「若手×経営知識」の希少性が評価される
  • 将来の独立や副業の選択肢が広がる

20代で診断士を持っていると、企業から「将来の幹部候補」と見られやすく、キャリアの伸びしろが大きくなります。

30代:管理職・専門職へのステップアップに最適

  • 管理職候補としての評価が上がる
  • 経営企画・事業開発など、より戦略的な部署へ異動しやすい
  • 実務経験と資格知識が結びつき、即戦力として活かせる
  • 副業コンサルや研修講師として収入源を増やせる

30代は「キャリアの方向性を決める年代」。 診断士はその選択肢を大きく広げてくれます。

40代:独立・副業の現実味が増し、経験が武器になる

  • これまでの実務経験が、診断士の知識と組み合わさり強力な武器になる
  • 独立コンサルタントとして活動しやすい
  • 企業研修の講師としても需要が高い
  • 組織に依存しない働き方を選べる

40代は「経験×資格」の相乗効果が最も大きくなる年代です。 独立を視野に入れる人にとって、診断士は強力な後押しになります。

50代以降:セカンドキャリア・地域支援で活躍できる

  • 退職後のセカンドキャリアとして独立しやすい
  • 地域の商工会議所や自治体支援で活躍できる
  • 長年の経験がそのままコンサルティングに活かせる
  • 企業顧問として安定した収入を得られる

50代以降は「経験の深さ」が最大の強み。 診断士資格は、その経験を社会に還元するための強力なツールになります。

どんな人に向いている?

中小企業診断士は、次のような人に特におすすめです。

  • 経営の全体像を理解したい
  • キャリアアップを目指したい
  • 将来独立を視野に入れている
  • コンサルティングに興味がある
  • 企業支援に関わりたい

あなたの読者層(資格取得に関心のあるビジネスパーソン)とも非常に相性の良い資格です。

中小企業診断士の資格試験

分類

国家資格

受験資格

  • 1次試験:誰でも受験可能
  • 2次試験:1次試験合格者(1次試験合格の有効期間は2年)

申込期間

  • 1次試験:5月上旬~6月中旬頃
  • 2次試験:9月上旬~10月上旬頃

申込方法

インターネットから申し込めます。

試験日

  • 1次試験:8月上旬の2日間
  • 2次試験:筆記:10月下旬、口述:翌年1月下旬

合格発表

  • 1次試験:9月下旬頃
  • 2次試験:筆記:翌年1月中旬頃、口述:翌年2月上旬頃

受験料

  • 1次試験:14,500円
  • 2次試験:17,800円

試験地

札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇(那覇は1次のみ)
申込時に指定できます。

試験内容

1次試験

科目時間配点
経済学・経済政策60分100点
財務・会計60分100点
企業経営理論90分100点
運営管理90分100点
 経営法務60分100点
経営情報システム60分100点
中小企業経営・中小企業政策90分100点

1科目でも満点の40%未満のないこと、かつ平均点が60点以上であることが合格基準となります。

2次試験

科目時間配点
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I80分100点
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II80分100点
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III80分100点
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV80分100点

合格基準は、1次試験同様に1科目でも満点の40%未満のないこと、かつ平均点が60点以上であることとなります。

合格率

中小企業診断士の合格率ですが、1次試験で約20%、2次試験で約20%となっています。
ストレートで合格するのは、4%程度とかなり難関な試験となります。

勉強時間・勉強方法

勉強時間

一般に中小企業診断士に合格するまでに必要な勉強時間は1000時間と言われています。

勉強方法

学習科目が多く、また範囲が広いことから過去問を分析して、的を絞って勉強をする必要があります。
資格の学校で、受講することをお勧めします。

中小企業診断士の書籍

中小企業診断士の書籍を以下のリンクから検索することができます。

予備校・講座

アガルート

高い合格率が特徴の予備校です。1次試験は全国平均の1.5倍、2次試験は3倍の合格率を誇ります。(令和6年度実績)
また、初学者向けから中上級者向けまでレベルによって複数の「カリキュラム/パック」が用意されており、自分の実力・時間・経験に応じて選ぶことが出来ます。

役立つサイト

中小企業診断士は「学び続ける人」にこそおすすめ

中小企業診断士は、取得までの道のりは決して簡単ではありません。しかし、その分、ビジネスパーソンとしての視座を一段引き上げてくれる資格です。

資格取得後も学び続ける姿勢が求められますが、それこそが中小企業診断士の価値。
「自分の知識と経験で企業を支えたい」「経営に深く関わる仕事がしたい」という方にとって、中小企業診断士は間違いなく挑戦する価値のある資格と言えるでしょう。

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